給料は?お金は貯まる?20代NGO職員のリアルなお金の話

固定費カバー率のすごさ

NGO駐在員としてすごいのは、現地で必要としている固定費や生活インフラに関わる全ての経費が団体によってカバーされる点です。

具体的な項目としては家賃(治安の関係上、地元の富裕層が暮らすマンションに住むことが義務化しています)、共益費(マンションのサービス費用など)、通信費(現地で使用する携帯代、SIMカード、ネット代や日本に帰国した際のポケットWifiなども)、さらに水道代(飲料水代も含む)や電気代ガス代も全て団体がカバーしています。

さらに当たり前ですが、現地までの渡航費(年間だいたい2往復分)や現地で必要となる海外保険も全て団体がカバーしてくれています。

また仕事に行く際には事務所まで現地スタッフが送り迎えをしてくれるので、交通費も週末自分で出かけるとき以外はかかりません。

生活全般に関わる費用は団体が支払うという、最強の福利厚生がNGO駐在員には付いています。

生活費の安さ

さらに忘れてはならないのは、現地の生活費の安さです。

イラクでは野菜や果物、お肉などの生鮮食品は日本の1/3ほどの値段で、パンやお米にいたってはさらに安く、油や砂糖といったものも日本の半分ほどの値段で売られています。

ただしお酒や海外から輸入をしている食品については日本とさほど値段も変わらない印象です。またレストランでの食事も、地元の安い所ではなく少し高級なところに行けば日本の普通のレストランとあまり変わらない代金となります。

つまりあまり外食はせず、自炊が得意という人であればかなり安く暮らすことが可能です。

20代NGO職員の実際のひと月の収支

それでは最後に、私の先月(2021年4月)の実際の一ヵ月の出費を見てみましょう。

以下の円グラフが実際の支出項目になります。

合計すると51,142円になりました。

内訳に関して少し補足をするならば、交際費は他の邦人駐在員の方たちとのご飯代、交通費は主に街をプライベートで移動するためのタクシー代など、通信費は日本で使う携帯番号をキープしておくための月額費用になります。

ちなみにこの月はお客さんを何回か呼んだこともありいつもよりも食費が多くかかってしまったことを考えると、平均よりも出費が多い月でした。いつもなら4万円前後で生活ができています。

さらに私は応援をしているNPO法人3団体に対しても毎月3,000円ずつの寄付をしているため、それを抜くならば3万円前後で生活ができてしまう計算になります。

結論:給与は普通だが、お金は貯まる!

上述のように、私は手取りが20万円の中で月の出費が全て込みで4万円ほどとなっています。

つまり月に16万円も貯金ができる計算になります。

これは日本で働いており僕以上に稼いでいる同年代の友人たちに聞いても、ここまで貯金ができる人は見たことがありません。NGOの駐在員は実は、すごくお金の貯まる仕事と言えます。

個人的にNGOで駐在員として働く上でさらに魅力となっているのが、残業がほとんどないという点です。朝は早いですがその分仕事も夕方前に終わり、出張にでも行っていない限りは余暇の時間が十分すぎるほどあります

その時間を使って、次のステップアップのために勉強をすることもできています。

ただし日本から遠く離れ、先進国とは違い英語もほとんど通じない、さらに停電や断水もしばし起き、生活自体が不便なこともあります。また現地の食事や文化にも溶け込まなければ生活はできません。

私自身はあまり人付き合いも元々といい方ではなく、一人の時間が多い現在の生活に満足をしています。さらにこの人道支援という仕事自体にもやりがいを感じていますので、まさに天職といえる環境で暮らせています。

ただ日本食や日本の便利な生活が大好き、友だちとしょっちゅう会っていたい、という人には向いていないかもしれません。

今回はいちNGO職員として、よく訊かれるお金の話について書きました。

個人的には、現在所属しているNGOは小さいながらもちゃんと給与テーブルが存在し、給与の透明性も確保されておりとても評価しています。

ただし残念ながらNGOの中には給与がしっかり決まておらず、福利厚生も整っていない所も存在をしています。NGO就職・転職を考える際は、仕事自体のやりがいに加え、労働者としての権利が守られているか、主に各種社会保険や有給休暇規定などがある団体かを見極めて応募してみてください。

今回は以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました!

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