こんにちは。
クルディスタン旅ブログも5日目に入りました。
今日は、昨日ご案内いただいた「日本チェルノブイリ連帯基金(JCF)」さんが支援している別の病院に連れて行っていただいたき医療支援の現場を見学。
そしてその後、ついにエルビルの中心地(エルビル城やクルド織物博物館、バザール)の観光をしたいと思います!
ザイトゥーン病院
※JCFさんの活動については、昨日の記事にて説明しています。

前夜のあまり物があったので、朝食としてそれを食べ、JCFが支援しているザイトゥーンという地区にある病院に連れて行ってもらいました。

ここのザイトゥーン地区は、昨日のバハルカと同じくアラブ系のイラク国内避難民が暮らしていますが、1/4はモスルなどから避難したクルド系の人とのことでした。
計6,000名ほどがこの地区には暮らしています。

病院の中はこのような感じです。

朝の忙しい時間帯は過ぎていたので、比較的静かでした。

さすが日本から取り寄せた機材と言います、イラクの国内避難民地区にある病院とは思えないほどきれいで、しっかりしたものでした。
ご案内いただいた日本人職員の方によれば、「避難している人々の中にもお医者さんが一定数おり、彼らはコミュニティのために何かしたいと思っている。その方たちの力を上手く引き出せる場所を作りたい」とのことでした。
また、「アラブとクルドはいがみあっているイメージがあるが、ここでは目の前の命を救うためにそんな細かいことは気にしていない。みんな協力が必要だと理解している」とも語られていました。
ご案内いただいたスタッフのみなさん、見学させてくれた病院のみなさん、ありがとうございました。
お昼ごはん
見学後は、今度は「エルビル一美味しいケバブ」が食べられる老舗のケバブ屋さんに。

食べに行ったのはここ、マタアム・カラードジーというレストランで、注文の単位は「ケバブ何本か」で、つまりケバブしか扱っていない古い大衆レストランです。(笑)

前菜として生玉ねぎやらピクルスが出てきて、10分待ってついにケバブが….
うんまーーーーこれが美味しいこと!
エルビルでケバブは三回目でしたが、間違いなく一番美味しかったです。
保守的なクルド人地区なのですが、アラビア語は通じました。これを味わいたい方はぜひ訪れてみてください。
ちなみにJCFのスタッフの方が払ってくださったので、いくらかは分かりません。。でも恐らくそれほど値は張らないかと思います。
エルビル観光
昼食を食べ、JCFのスタッフの方たちと別れてついにエルビル観光に出発ー!

私が歩いたエルビル城東側は、カーペットショップが多かったです。

このようによく声をかけられ、「写真を撮ってくれ!」と言われました。笑
エルビル城
最初はエルビルのど真ん中、エルビル城に!

載せるまでもないと思いましたが、一応エルビル城の位置です。笑
エルビル城は2014年にユネスコの世界文化遺産に登録されましたが、まだ発掘調査が続いている謎の多い城です。
ただ、6,000年~7,000年前に人が住んでいた痕跡があることから、かなりの歴史を誇っていることは間違いないでしょう。
さすが世界でも最も歴史のある地域です。
詳しくはこのWikipediaのページを見てください。

今回はエルビル城北側のアフマディ門から。

色々な所に地図があるので、ぜひ見つけてみてください。

まだ発掘調査が続いていることから、立ち入り禁止地区が多いです。

グランドモスクという名前の割には小さいなという印象。。笑
残念ながら中には入れませんでした。。

城の真ん中には大きなクルドの旗がたっています。
クルド織物博物館
エルビル城の観光が一通り終わったら、今度は城内の東側にあるクルド織物博物館に行きました。
入場料は1,000 IQD(約100円)でかなりお得です。

ここでは19~20世紀のクルド人の織物技術が紹介されており、色とりどりの刺繍をみることができます。

こういったきめ細かい刺繍を見ることができます。

他にも当時使われていた本物の機織りや、二階にはクルドの伝統的な装束も見ることができます。

バザールと中央広場
エルビル城の南側の門から出た私は、そこからバザールと中心地広場へと降りて行きました。


そこから道を渡り、バザールへ。



トルコのイスタンブールのバザールはもっと大きく賑わってもいたのですが、個人的にはこれくらいの大きさの方がちょうどいいなと思いました。

バザールを抜け中央広場へ。

ロンドンのビッグ・ベンそのもの。。笑

中央広場ではおじさんたちが商売もして、かなり賑わっています。
この後下宿先にタクシーで戻り(450円ほど)、近くのお店でサンドイッチを買い、今日は終わりました。
次回予告!
エルビルでの4日間の滞在を終え、明日からは東部のスレイマニアという街に移動します。
途中のドカーンという(ちょっと響きの面白い)街も美しいとのことなので、道中も楽しみです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
また明日!