難民キャンプで働くとは ―3つの心得

今日は、難民キャンプで働いてきた私自身の経験に基づいて、「難民キャンプで働く上での心得」を3つ紹介したいと思います。

もちろん、注意することはこれだけではないのですが、その中でも最も大切と思う3つを厳選して書きます。

難民キャンプについてはこちらもどうぞ↓↓↓

難民キャンプとは生活空間そのもの

みなさんは「難民キャンプ」という言葉をニュースなどで聞いたことがあるかもしれません。

そこではアフリカやアジア、中東で戦争や対立などで隣の国に逃れた人が砂漠などにUNHCRと書かれたテントに住んでいる、という光景をよく目にすると思います。

難民キャンプとは本来、「一時的な避難」を目的に建てられるものです。

ただ残念なことに、そこで暮らす多くの難民の方が何年にも渡ってキャンプで暮らすことになっています。

難民キャンプとはつまり、「難民にとっての生活空間」そのものなのです。

そこで支援する人は、その生活空間に入って活動をすることになります。

その意味を、今一度考えてみてください。もし自分の生活空間にいつも赤の他人がいるとしたらどう思うか、と。

もしこれを読んでいるあなたがこれから仕事やインターンでこれから難民キャンプで働くのであれば、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

またはすでに働いたことがある、という方は「私はこういうことをいつも気にかけていた」ということを教えてもらえる嬉しいです。

難民キャンプで働く上での3つの心得

難民を「難民」として扱わない

これを見て「何を言ってるんだ」と思う方いるのではないでしょうか。

もちろん、こちらが支援団体で働いている限り「授益者と受益者」という関係が成り立ちます。

ただしその中であっても彼らのことを「かわいそうな難民」として接するのではなく、「一人の人間」として接することがとても大切になってきます。

私がシリア難民キャンプで働いていた際も、彼らのことを呼ぶ時は「難民」ではなく、「シリア人」と呼ぶように言われました。

それは、難民という国を追われ、支援に頼る生活をしている人たちであってもその尊厳を守ることになり、彼らの信頼を得ることにも繋がります。

一定の距離感を常に保つ

今ちょうど、「人として接する」と書いたばかりですぐに逆のことを言っているように聞こえるかもしれませんね。

ただこれが人道支援の難しいところなのです。

キャンプに住む難民から信頼を得るためには、彼らと同じ目線に立つ必要があります。

ただし、その中でも支援する側とされる側という線引きをしっかりしばければなりません。

何千人、もしくは何万人も暮らす難民キャンプにおいて、全員のことを知るということはまず不可能です。もし、その中であなたがある人たちとだけ仲良くしていたら、他の人たちはどう思うでしょうか?

「彼らは支援団体と仲がいいから、私たちよりもいい支援を受け入ている」という嫉妬が生まれると思います。

人が狭い空間に住む難民キャンプという環境においては、ストレスも溜まりやすく、嫉妬は大きな問題に発展しやすい感情となります。

もし、問題が起きてしまった場合、最悪あなたの所属する団体はキャンプでの支援ができなくなるかもしれません。

不要なトラブルを避けるため、難民と同じ目線には立ちつつ一定の距離感を常に意識しましょう。

感染症対策はしっかりと

これは当たり前、と言われればそうかもしれませんね。

感染症対策のため、手洗いうがい、そして消毒液または携帯できる消毒ジェルはいつも持ち運びましょう。

難民キャンプはしばしば、国境地帯や辺鄙な土地に築かれることが多く、そこの環境(極度の乾燥、湿気と高温、または極寒)だけでも体調を崩しやすいです。

さらに設立されたばかりのキャンプの場合は、トイレやシャワーなどの衛生環境も整っていないこと多く、そこから感染症に繋がることも多いです。

キャンプ内のものにも必要でなければなるべく触れず、触れた場合はしっかり洗ったり消毒をしましょう。

ただし、難民の人たちはそこの環境で暮らしている人たちです。

あからさまに汚なそうな態度をとったり、目の前で念入りに消毒をする、などといった行為もやめましょう。

最後に

今日は難民キャンプで働く上での心得についてご紹介しました。

ただし難民キャンプの位置する国やキャンプができてからの期間によって治安や文化面での注意する事が変わってきます。

必ず自分のメンターや上司の人としっかり話し、キャンプでの仕事に臨んでください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

併せて読みたい↓↓↓

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA